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アンソロの思い出 -1-

来年8月の超武装演舞2020、公募アンソロがたくさん企画されてますね。日程的に直参はできませんが、感謝感激…ワクワク感ったらないです。かつては鎧もたくさんアンソロが発行され、順繰りで私も関わらせていただく機会があったので、思い出を掘り出して呟いてみます。まずは、ジャンル外ですが読者としての思い出から。

最も思い出深きはわが青春のこちらのアンソロ。1987年C翼オールキャラ。15歳の心に刻み込まれました。

猫賀郁美さま主催の『VITAMIN・F』です。14のとき地元の即売会で入手して、いまでも大事に眺めてます。豪華執筆者皆様各々の創作力もさることながら、てんで自由な作風の原稿を一冊の本としてまとめ上げた驚異的な画面構成力…当時学生さんだった主催さまの総アナログ作業、その情熱と才能、根気には頭の下がる思いです。モノづくりの原点、愛一杯のこの本そのものが、みんなのVITAMIN・F。

こちらもほぼ同じ執筆陣で発行された☆矢オールキャラ、B6アンソロジー『DEAD HEAT』。車田作品への愛と手間がぎゅうぎゅうに詰まってる凄い本でした。これを~手描き切り貼りで作るのは~楽しいよね(3回回った)しかしまあ、いつの時代も本づくりは大変ですね。そして、皆様締め切りには苦労しておられる…締め切りってなんかすごい語感…ワクワクしちゃう…、よね…。

アンソロジーっていうと、個人的にカーニバルの後夜祭って強烈な印象がありました。イベントごとを盛り上げるアイテム、えもしれぬ高揚感につきものの胃痛もいまは懐かしく。

2010年10月10日発行/征当オンリーイベント記念アンソロ
『MIllion Hearts~sweet pieces~』 B5/オフセット/100P/¥1000/大陽出版

アンソロは編集作業の量や質はともかく、一人で作るものでも作れるものでもなく、この本も大勢の征当の皆さまに寄ってたかって作ってもらった本です。現役サークルさま、OG作家さま、WEB作家さま、不躾に体当たりして申し訳ありません。

ノウハウはスタッフの皆さんと持ち寄り、そして前主催の先輩方に授けていただきました。その節はありがとうございました…うう…。

このアンソロはオンリー記念企画でしたので、2010年秋開催のイベント本体と連動しており、実働(チラシ配布・執筆者様検討開始)は2009年の夏です。候補作家さまをまとめ、手分けしてメールで依頼を。別ジャンルで活動中のかたにはサイトフォームから打診、または即売会へ出向いて直接依頼しました。

このアンソロの巻頭カラー4ページ分、『征当スポーツ』という新聞企画を設けていました。裏表紙最下部の「征当新聞製作委員会」のメンバーの皆さま、当時は本当にありがとうございました。結婚までのプロセス(イベント&アンソロのテーマです)を追う萌え新聞を本物以上のクオリティで細やかに仕立てていただきました。趣味に領域を超えた皆さんのご尽力たるや…自分が不甲斐なかっただけに、思い出すと今でも胸がいっぱいになります。
※是非見ていただきたくて、今回こちらの新聞企画作品をリンク先にUPしています。こちらに上がっている画像は閲覧のみとさせていただきます。

人様の原稿を預かって編集するだけでも大変なのに、企画ページまで?ですが、テーマと装画が決まり、さらに深めるには企画が効いてきます。打ち上げたテーマを読み手の皆様に布教根付かせるチャンス…せっかく手に入れたアンソロ、こっちだって何か布教されて帰りたい!作る価値は無限大です。

校正作業は原寸サイズの出力原稿を複数人でじっくり …できる日程で進められたら素敵です。締め切りは8月上旬と早めに設定してましたが、結局はギリギリ。執筆者さまへのお礼は本誌とお菓子(と、お礼カード…多分)を手渡しや郵送、後日の即売会でお渡ししました。印刷部数については初版でイベント来場予測人数+イベント終了後三回分の即売会(冬コミ・春コミ・SCC)で完売する数+通販予測数を見込み、再版はなしです。

最初のアンソロについてはここまでです。出来上がって怒涛の頒布が終わったあと、感動と感謝、明日への希望、自己嫌悪と自画自賛、底抜けの疲弊が押し寄せました。

次回は請け負い編集の魔将アンソロ(主催/スミさま)編です。これまた色んなエピソードが…資料探すのでちょっとお時間ください。

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