優先順位2位でメイン新刊のイラスト集の企画案です。
昨年の10月に催された風宮さんの「羽柴当麻誕ネップリ企画」さまに参加しようと、征当を描こうとするも思うような画を引き出せず、悲しかったんですよね。色も形も線も、細部に光の跳ね返るような綺麗な征当が見たい。こればっかりは技量が足りなくても自分で叶えてやるしかないので、悶々と構想を醸してました。そんな折こんな作品に出会いまして…
遊星商會さんの「綺羅星紙 神話」という、トレペにオーロラ全面箔押しを施したもの。
ネットで見つけたとき、あまりの美しさに震えました。そのうえこちらのコンセプト、「子供の頃から探していた紙を、自分で作ることにしました」不屈のクリエイターズスピリッツに感動して取り寄せてみると、期待を上回る美しさ。深い青にぱっと見グリーンの箔、これが角度を変えるといろんな色に変わります。なんという征当…萌ぉ…えぇ…るぅ…。口絵にこの作品を使わせていただくことにして早速発注、胸の高鳴りを大音量にして計画遂行です。
※この遊び紙の挿入は第２刷30部のみとなりました。初版でイベント購入された方には誠に申し訳ありませんでした。（2019/10）
まずは作りたい本の計画が固まったら、どういう構成にするかを描きだします。今回のイラスト集について、描きたい絵をまとめてみると全部で9枚と見開きカラー漫画２Pぶん、それからネップリの絵を奥付に使って、R指定なしの24ページの本にすることにしました。
サイズはB5中綴じ、絵は見開きのB4、征当、トルーパーズ、魔将＋課長係長妖邪、女子ーズ、ボスのペア。見開き台割表を作ってみました。表は作りたい本の仕様に合わせて印刷所などで（これはプリントネットさん）ダウンロードできます。
あとは綺羅星紙をメンターにして目につくところに飾り、描いていくのですね…ひたすら…わくわく。350dpiのB4＋周囲5ミリ（塗り足し）のキャンバスを使います。詳しくはイラスト集②にて。
フルカラー本については、オンデマンド印刷の品質向上とフルカラー印刷をお安く設定してくださる印刷所があってこその企画です。10年以上前にも似たようなイラスト集をオフセットで作りましたが、今回想定している印刷代はその10分の１。このお値段であのオンデマンドの美しさ、ほんとほんとに、ありがとうございます。
あと、こういう本はストーリー本に比べて頒布にリスクがあり、本来ならコツコツ見栄えのするカラーイラストを描き溜めて事前に評価を得られたものを修正入れながら発行すればいいんですが、私が意固地なのと自分の絵の根強いファンなので（あーあ）こういうスタイルを取ってます。10年前と同じペースで描けるわけがないので、そこは計画的になんとか…。完成を祈ってください。